メキシコのチャロ拍車
拍車(Spurs)とは
馬に指示を出す道具
拍車はブーツのかかとに装着し、馬の胴体(わき腹)に軽く当てて「進め」「速く」「方向を変えろ」といった合図を伝えます。
手綱と合わせて、より細かい操作を可能にする道具です。
構造
基本的には金属製で、ブーツに固定する「アーム」と、回転する歯車状の「ローウェル(rowel)」からなります。
写真のものは特に大きなローウェルを持つ派手なタイプです。
起源と歴史
拍車は紀元前から存在し、古代ローマや中世ヨーロッパでも使用されていました。
中世では「騎士の象徴」とされ、叙任式で金の拍車を授ける習慣もありました("earning your spurs" = 武勲を立てる、という英語表現もここから)。
スペインを経由してアメリカ大陸に伝わり、メキシコやアメリカ西部のカウボーイ文化に深く根付きます。
メキシコのチャロ拍車
チャロとはメキシコの伝統的な馬術を行う人々で、彼らの衣装や道具はとても装飾的。
拍車も単なる道具ではなく、芸術品のように装飾が施され、大きな音を立てることがあります。
実際の馬の操作よりも、儀礼・祭典・パレードなどで「見せる」ために使われることも多いです。
【素材】金属
【その他】リボン付き
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