イギリスの田舎でみつけた古木のホイールバックチェアです。
1940年代頃。エルム材。
伝統的な“ウィンザー・ボウ”(背もたれが弓形になっている)のデザインのチェア。
「ホイールバック」とは、その名の通り「ホイール(車輪)がバック(背中)についているイス」のことをさします。
一本の板をアーチ状にしなやかに曲げられた背中のラインが一番の特徴で、見た目の美しさはもちろん、曲げ木で造られた背もたれは、粘りがあってとても強いです。
英国と言うよりも、日本人にとっては“アーリー・アメリカン”的な雰囲気ですよね。それもそのはず、ウィンザーチェアはもともと英国発ですが、アメリカで“シェーカー家具”などとともに発展していったチェアで、“コロニアル”様式として世界的に普及しているのです。
こちらのチェアは“ホイールバック”と呼ばれる背あての付いた形式のチェアですが、そのカタチは18世紀に流行した“クイーンアン様式”の背もたれ形状に影響を受け、基本的なデザインが出来たと言われています。
つまり、貴族階級の好んだデザインが庶民の生活の中に取り入れられたということですね。その後、ウィンザーチェアは時代の流れと共に多種多様に進化していきながらも、今日まで世界各地で永く愛され続けていきました。
年代物アンティークならではの味わいのある古びた感じと素朴な風合いが、ノスタルジックな雰囲気を漂わせ空間に程よい温もりと心地よさをプラス、ディスプレイにするだけでインテリアに深みを出してくれそうですね。
ショップのディスプレイ小物としてのご利用はもちろん、日常空間でアンティーク家具と組み合わせてヨーロッパの映画や、インテリア雑誌に出てくるようなワンシーンを作り出すのも楽しそうですね。また、モダンな家具との組み合わせもおもしろそうです。
経年劣化による汚れ、キズ、錆び、ワレ、剥げ、染み等ございます。
その点をご理解の上でご購入をお願いいたします。
○サイズ○
H:約90cm×W:約44cm×D:約50cm
座面までの高さ:約47cm
※多少の誤差は悪しからずご了承ください。
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