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■キズ汚れ程度
風防:中
裏蓋:中
ベゼル:中
ベルト:
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? シルエット(Silhouette)とは
「シルエット(Silhouette)」という名称を持つラドーの時計モデルは、特に レディース系クラシック/ドレスウォッチライン として、1970~1980年代あたりに展開された個体が確認されています。
シンプルかつ薄型、優雅な佇まいを目指したデザインが多く、当時のドレスウォッチ市場のトレンドを反映していると思われます。
ヴィンテージ出品例では、「Rado Silhouette Brushed Silver Tone Ladies Manual Watch, 1970s(1970年代)”との記述がなされているものがあります。
例として、ある個体には “brushed silver-tone dial / stainless steel / manual movement / compact size (19 × 25 mm)” といった仕様が紹介されています。
このような情報から、シルエットは少なくとも 1970年代には存在したラインであることが示唆されます。
? デザイン・仕様の傾向
過去出品モデル・時計コレクター情報から読み取れる、シルエット系ラドーの特徴を挙げます:
項目 傾向
ケース素材 ステンレススチール、またはメッキ(SS+金調)仕様が見られる
ムーブメント 手巻き(マニュアル)ムーブメント搭載個体の例が出品されている
サイズ 非常に小型〜中型、女性用ドレスウォッチとして適したサイズ感(例:19 × 25 mm 程度)
文字盤 シルバー調、ブラッシュ仕上げ調など(上記ヴィンテージ例が「brushed silver tone dial」)
デザイン傾向 装飾を抑えたミニマルさ。クラシックな線・フォルム重視。
これらはあくまで確認できた個体例からの傾向であり、すべてのシルエットがこの仕様を持つわけではありません。
? 文脈としてのラドーの展開と位置づけ
シルエットが登場した時代のラドー全体の動きを併せてみると、次のような流れがあります:
ラドーは 1950年代以降、「耐スクラッチ性素材」への探求や、デザイン革新を重視してきたブランドです。
1960年代以降、DiaStar(ディアスター)など硬質素材を使った耐傷時計で注目を集めました。
一方で、レディース市場、ドレスウォッチ市場向けには、よりクラシックで控えめなモデルも存在しており、そのひとつがシルエットと位置づけられる可能性があります。
ラドー公式のヴィンテージコレクション紹介にも、「Rado’s vintage looking watches maintain traditional features … for men and women」など、男女向けドレス/ヴィンテージ様式を守るラインを扱っているという記述があります。
つまり、シルエットはラドーの「デザイン/耐久性コンセプト」を背景に持ちつつ、女性ユーザー向けに細やかな仕様で展開されたサブラインのひとつと考えられます。
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ファッション##レディース##時計##腕時計(アナログ)##手巻き時計