イギリス19世紀末頃の銅製シルバープレート装飾品です(銀刻印は確認できず、純銀かどうかは不明)。繊細に彫刻された手が帽子のような円形の装飾を握り、下部には動物の蹄を模したチャームが垂れ下がっています。手は守護や贈与を、円環は身分や永遠性を、蹄はケルトやヴィクトリア朝の貴族文化に由来し、力・幸運・狩猟精神の象徴とされています。象徴的な意匠に富み、装飾品としてだけでなく、お守り的な意味合いも持つ一点です。
裏面にはバネ式のクリップ構造があり、当時の貴族や淑女がショールやベルト、手紙などを留める目的で使っていたものと考えられます。銀メッキ表面には経年による自然な酸化が見られ、あえて洗浄はしていません。
サイズ:約6.5×5.5cm
10年以上大切に保管していましたが、断捨離のため出品いたします。
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